長年使ってきたフレッツ光をやめて、nuro光に乗り換えることにしました。
申し込みを終えて工事日程の希望を提出したところなので、今回は「なぜ乗り換えを決めたか」と「申し込みの流れ」をまとめます。開通後の速度測定や料金の変化は後編でレポートします。
まず、この数値を見てください #

下り 4.0 Mbps。上り 270 Mbps。
上りは270Mbpsも出ているのに、下りは4Mbpsという衝撃的なアンバランスさ。これが乗り換えを決意した直接のきっかけです。
実際にこの速度で困ったのは、自宅サーバーのOSアップデートやパッケージのインストールでした。パッケージを取得する(下り)のに異常な時間がかかる、タイムアウトする、やり直す——その繰り返し。原因を調べたところ、プロバイダから「PPPoE接続での公平制御によるものです」という回答が来ました。
PPPoEって何が問題なの? #
PPPoEというのは、インターネットに接続するための古い仕組みです。
マンションなどの集合住宅では、建物全体で「網終端装置(NTE)」という玄関口を共有しています。この玄関が非常に狭く、特に夜間や休日など多くの人が使う時間帯は慢性的に渋滞します。プロバイダの「公平制御」は、その渋滞が発生したとき全員の通信を均等に絞る仕組みです。
「上り270Mbpsは出ているのに下りは4Mbps」という謎の逆転現象はここで起きていました。一般家庭は「下り(受信)」の利用量が圧倒的に多いため、渋滞はまず下りから発生する。上りはまだ道路に余裕があったから、270Mbpsが出ていたというわけです。
つまり「自分が何か悪いことをしている」わけではなく、地域のインフラが限界を迎えていただけでした。
フレッツ光を使い続けた理由と、やめた理由 #

そもそも、なぜこのプロバイダを選んでいたかというと、固定IPアドレスが必要だったからです。自宅サーバーを外からアクセスするのに固定IPがあると便利で、それ目的でinet!communicationsと契約していました。
ところが、TailscaleというVPNツールを使い始めてから状況が変わりました。Tailscaleを使うと、固定IPがなくても自宅サーバーに安全かつ快適にアクセスできます。「固定IPのためにプロバイダを選ぶ」という理由がなくなってしまったんです。
そして気づいてしまいました。
「あれ、このままフレッツ光を使い続ける理由、なくない?」
しかも今の回線でIPv6を使うには月額3,000円のオプション追加が必要。現在の4,950円と合わせると月々7,950円になります。それだけ払って下り4Mbpsの世界に留まるのか、と考えたら答えは一つでした。
nuro光を選んだ理由 #

いくつか候補を比べた結果、nuro光に決めました。決め手は4つです。
① PPPoEを通らない独自ネットワーク nuro光はNTTの設備を使いつつも、渋滞の元凶であるPPPoEを経由しない独自回線(G-PON技術)を使っています。あの慢性渋滞の一般道を避けて、専用の高速道路を走るイメージです。
② 2Gbpsの速度 下り最大2Gbpsは、一般的な光回線(1Gbps)の2倍。自宅サーバーのパッケージ取得やクラウドバックアップの速度が劇的に改善するはず、と期待しています。
③ マンションが対応していた 戸建てと違ってマンションはエリア対応がシビアなので、まず「使えるのか」を確認しました。調べたら対応エリアだったので、一気に候補の筆頭になりました。
④ 電気・ガスもまとめられる nuroは光回線だけじゃなく、電気とガスのセットプランもあります。我が家の電気代は夏が12,000〜15,000円、冬が6,000〜7,000円。ガスは夏が3,000〜4,000円、冬が6,000〜7,000円ほど。セット割でどのくらい変わるかは、開通後に報告します。
ちなみにnuroモバイルも気になっているので、こちらはまたじっくり検討します。
申し込みの流れ #

申し込みはWebから完結します。難しい手続きは特になく、フォームに沿って進めるだけでした。
- nuro光の公式サイトから申し込み
- マンション設備の確認(nuro側が管理会社へ連絡)
- 工事日程の希望を提出
- 工事→開通
今は工事日程の希望を出したところです。日程が決まり次第、工事当日の様子から速度測定まで後編でまとめます。電気・ガスの切り替えはインターネット開通後に進める予定です。
同じようにフレッツ光の速度に悩んでいる方の参考になれば。開通したらすぐ続きを書きます。