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18年間メモを溜め続けた僕が、Obsidianで「上がり」にした話 #1|経緯編

mamio
著者
mamio
まみおブログへようこそ。日々の気づきから、趣味の車中泊や少しマニアックな機材のレビューまで、好きなものを自由気ままに書き留めています。

建築会社のサラリーマン時代、僕はほぼ日手帳を使っていた。

アポが多く、タスクが多く、未確定の予定も多かった。そこで編み出したのが付箋との組み合わせだ。未確定のことは付箋に書いてページに貼っておく。確定したら手帳に書き込んで付箋を捨てる。今思えばそれなりに洗練されたシステムだったと思う。当時はそれで回っていた。

その手帳、今も全部取ってある。

18年間使い続けたほぼ日手帳

2008年、iPhone 3GとEvernoteとの出会い
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転機は2008年だった。

iPhone 3Gが発売された。買った。迷わず。

そのタイミングでEvernoteというサービスを知った。「なんでも保存できるデジタルノート」という触れ込みで、当時は本当に革命的に感じた。写真も、テキストも、Webページも、全部ひとつのアプリに放り込める。

もともと2007年からTwitterを使っていたくらいなので、新しいものにはすぐ飛びつく性格だ。Evernoteも即導入した。「これで手帳とおさらばだ」と思った。

甘かった。

Evernoteには、ひたすらメモを溜め込んだ。

レシピ、気になった記事、仕事のメモ、旅行の記録、思いついたこと。とにかく放り込んだ。放り込んでは…忘れた。

見返すことがほとんどなかったのだ。

「溜まってる」という安心感だけがあって、実際には何の役にも立っていないメモが山のように積み上がっていった。

メモアプリ放浪記:純正メモ→Keep→Notion→そしてメモアプリへ
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その後もアプリを渡り歩いた。

2010年頃からはAppleのメモアプリ。シンプルで軽い。iPhoneとMacで自動で同期される。「これでいい」と思った。

2015年頃にGoogle Keepも使い始めた。仕事のちょっとしたメモや、どうでもいい忘備録はKeepに。重要なことはメモアプリに。なんとなく使い分けていた。

2020年、フリーランスになったタイミングでNotionを導入した。「これこそが最強のツールだ」という触れ込みを信じて。

3ヶ月で挫折した。

データベースの概念が、どうしても自分のものにならなかった。テーブルを作って、プロパティを設定して、ビューを切り替えて…。やっていることはEvernoteと同じ「溜め込み」なのに、操作が何倍も複雑だった。「だったらKeepでいいじゃないか」という結論に何度もなった。

この頃、自分がテキストベースのシンプルなツールを好きだということに気づいた。

2024年の春まで、Notionはなんとか使い続けた。でも結局メモアプリに戻ってきた。

正直に言うと、今もメモアプリが一番使いやすい。

Appleのエコシステムにどっぷり浸かっているので、iPhoneで書いたメモがMacでもすぐ見られる。妻とも共有できる。シンプルで速い。

「なんだかんだメモアプリが最強」という結論を、何度繰り返しただろう。

「どこに書いたかわからない」問題
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ただ、ひとつだけずっと解決しない問題がある。

どこに書いたかわからなくなる。

先日、孫(3歳の男の子と2歳の女の子がいる。かわいい)へのプレゼントにトミカを買いに行った。「たしかリストを作ったはず」と思いつつ、メモアプリを検索して見当たらず、確認せずに買ってしまった。

帰ってから気づいた。同じトミカが、すでに3台あった。

同じトミカが3台並んでいる様子

笑えない。いや、笑えるけど。

リストは別の場所にあった。Keepだったか、Notionだったか。「どこかに書いた」ということだけ覚えていて、どこかわからなかった。

唯一、ちゃんと機能しているメモ
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一方で、メモが完璧に機能している例もある。

妻と共有している「車中泊に持っていくものリスト」だ。チェックボックス形式で、絶対に持っていくものが14個書いてある。これのおかげで忘れ物がゼロになった。旅行のプランも共有していて、行きたい場所をお互いに書き込んで、宿や交通の情報も全部そこに集まる。

妻と共有している車中泊持ち物チェックリスト

このメモは、ちゃんと機能している。

なぜか。

共有しているからだ。

妻も見る。自分も見る。更新される。使われる。

そこで気づいた。

メモは共有してこそ、進化する。

16年間溜め込んだメモのほとんどは、誰にも見られないまま眠っている。でも、誰かと共有することを前提にしたメモは生きている。

だとしたら、全部のメモを「いつでも取り出せる・共有できる状態」にしたらどうなるか。

たどり着いた「上がり」、Obsidian
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Obsidianを知ったのはそういうタイミングだった。

マークダウン形式、つまりただのテキストファイルで動く。特定のサービスに依存しない。Evernoteがサービス終了しても、Notionが有料化されても、テキストファイルはどこでも開ける。

「でもObsidianって共有できるの?」と思うかもしれない。正直、リアルタイムの共同編集はメモアプリには敵わない。

ただ、僕が求めていた「共有」は少し違う。今の妻とではなく、未来に向けた共有だ。AIに全メモを読み込んで分析してもらう。10年後に自分が読み返す。子どもたちに、テキストファイルのまま渡す。そういう「時間を超えた共有」には、特定のアプリに縛られないただのテキストが一番強い。

18年分のメモを、ひとつの場所に集める。

AIに分析してもらう。過去の自分が何を考えていたか知る。妻に渡せる形で整理する。孫たちに「おじいちゃんはこんな人だったよ」と伝えられるかもしれない。

何ができるかまだわからない。でも夢が広がっている。

これからそれをやってみる記録を、ここに書いていく。


次回:Notion・Keep・メモアプリに散らばっていた18年分をObsidianに集約し、スマホ・PC・タブレットを完全無料で同期する話。

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