これまでこのブログで、AIとの付き合い方について何本か記事を書いてきた。
ChatGPTからClaudeに乗り換えた話。OpenClawで失敗してHermesエージェントに移った話。Obsidianに_context.mdを置いて、AIに毎回同じ自己紹介をしなくて済むようにした話。
一本一本は「その時どうしたか」を書いてきたんだけど、正直、今読み返すと「結局、今はどうなってるの?」がわかりにくい。
なので今回は一度立ち止まって、2026年7月時点で僕が何にどのAIを使っているか、全部まとめて書いておこうと思う。
AIを「役割」で使い分けている #
以前は「とりあえずChatGPT」「とりあえずClaude」みたいな使い方をしていたんだけど、最近は明確に役割を分けるようになった。
同じ作業を複数のAIにやらせても、コストがかさむだけで大して賢くならない。それより「これはこのAIの担当」と決めてしまったほうが、結果的に早いし、頭も整理される。
今の役割分担はこんな感じだ。
| 役割 | 使っているAI | やってもらっていること | プラン |
|---|---|---|---|
| 実装・作業 | Claude Code | ブログの記事作成・このブログを動かしているサーバーのメンテナンス・画像アップロードなど、手を動かす作業全般 | Claude Pro(年払い) |
| セカンドオピニオン | ChatGPT(Codex) | 「この設計、本当にこれでいい?」を聞く壁打ち相手 | Goプラン(今月再契約) |
| リサーチ・企画 | Gemini | 最新情報の確認・比較調査など、外の情報を取ってくる係 | Gemini Pro(今はGalaxy特典で無料、後述) |
| 通知・記録 | Discordボット(Hermes) | 作業完了の通知や、簡単なメッセージ送信 | 無料(自宅サーバーの電気代のみ) |
一言でいうと、「一緒に手を動かすのはClaude、たまに意見をもらうのがChatGPT、外の情報を取ってくるのがGemini」という棲み分けになっている。
契約期間がバラバラなのには理由がある。AIは日進月歩でどんどん進化していくので、基本的には年契約より月額(いつでも見直せるプラン)の方が合理的だと思っている。ただしClaudeだけは別枠で、自分の中で完全にメインの座を譲る気配がないので、年契約でも全く後悔していない。
あと、これは多くの人に伝えたいことなんだけど、AIは無料でできることも実はかなり多い。これから試してみたい人は、いきなり有料プランに飛びつかず、まず無料の範囲で自分に合うか確かめてから決めるのがいいと思う。コストは低いに越したことはない。
一番使っているのはClaude Code #
体感、9割以上の作業はClaude Codeとやっている。
このブログの記事作成もそうだし、このブログを動かしているサーバーのメンテナンス・画像のアップロード・GitHubへの反映まで、一連の作業を任せている。以前は「AIに聞いてから自分でコピペして実行する」ことが多かったけど、今はターミナル上で直接作業してもらって、結果だけ確認するスタイルに変わった。
正直、最初は「AIに全部やらせて大丈夫か」という不安があった。でも実際にやってみると、こまめに「今何をしたか」を報告してもらいながら進めれば、むしろ僕がやるより早くて正確なことのほうが多い。
もちろん過去の記事に書いた通り、AIが知らないツールについて推測で進めて失敗したこともある(Hermes移行の記事参照)。それ以来、「知らないものは知らないと言う」「公式サイトのURLは先に渡す」というルールを僕の中に持つようになった。

ChatGPTは「セカンドオピニオン」に役割を絞った #
以前はChatGPTをメインで使っていた時期もあったけど(乗り換えた話参照)、今はもう主役ではない。
今の役割は、Claude Codeと一緒に決めた設計や方針について、「本当にこれでいいのか」を別の視点からチェックしてもらうこと。同じAIに「作る」と「チェックする」の両方をやらせると、僕が出した答えに甘くなりがちなので、あえて別のAIに聞くようにしている。
実際、この体制で一度チェックしてもらったら、僕自身では気づかなかった思い込みや矛盾を指摘されたことがあった。「他人の目」を安く借りられるという意味で、これはかなり気に入っている使い方だ。
プランは今月、Goプランで再契約した。しばらく使ってみて、頻度が上がるようならPlusへの切り替えも検討している。
実は全部、自宅サーバーの中で動いている #
ここまで読んで「Claude CodeもChatGPT(Codex)も、普段どこで動かしているの?」と思った人がいるかもしれない。
答えは、以前このブログでも書いた自宅サーバー。MacやiPhoneではなく、家の中で動いている省電力ミニPCの中で直接動かしている。SSHでターミナルからアクセスするだけなので、実際のAI処理は全部クラウド側(Anthropic・OpenAIのAPI)がやってくれる。手元のミニPCが非力でも全然困らない。
ただ、これで痛い目にも遭った。つい先日、ChatGPT(Codex)のプロセスが2日以上CPU使用率98%に張り付いたまま放置されていて、サーバーのCPU温度が71℃まで上がっていたことに気づいた。原因はCodexが暴走して止まっていなかっただけ、という単純な話だったんだけど、正直ヒヤッとした。
それ以来、「AIを使い終わったらプロセスが残っていないか確認する」のを習慣にしている。地味だけど、これが意外と大事。

GMKtec NucBox G9 ミニPC(Intel N150)
SwitchBot 温湿度計
Geminiは「外を見てくる係」 #
Geminiは最新情報の確認や比較調査など、「今の相場・今のトレンドはどうなってる?」を調べる用途に使っている。
Claude CodeやChatGPTは手元の作業に集中してもらいたいので、情報収集の役割はGeminiに寄せた。買い物の下調べや、新しいサービス・ツールの比較検討をするときに重宝している。
ここで白状しておきたいことがある。実はGemini Proは去年10月から使っていたんだけど、先日まで、実はXiaomi 17 Ultraの購入特典で3ヶ月無料になっていたことに、つい最近まで気づいていなかった。プランを見直そうとして、たまたまその端末からアクセスしたら「無料期間中」と表示されていて初めて知った。
そのXiaomi側の無料期間が終わったタイミングで改めて見直していたら、今度はGALAXY Z Fold7の購入特典でも6ヶ月無料が使えることに気づいた。今はそのGalaxy側の無料期間を利用中で、来年1月まで無料になる予定。終了後は有料で継続するかどうか、そのとき考えようと思う。
気づかないままだったら、もったいないことをするところだった(笑)。ちなみにこれ、別にXiaomiやGalaxyに限った話じゃない。Androidスマホは端末やキャリアによってGemini Proの無料特典が付いてくることがあるので、心当たりがある人は一度自分のスマホの設定を確認してみるといいと思う。
複数のAIに「毎回同じ自己紹介」をしなくて済む仕組み #
AIを使い分けるようになって地味に面倒だったのが、「AIを開くたびに同じ自己紹介を繰り返す」ことだった。
これについてはObsidianシリーズ#4で書いた通り、Obsidianに_context.mdという1枚のファイルを置いて解決した。僕のプロフィールや行動指針をそこにまとめておけば、ClaudeにもGeminiにも説明不要になる。
地味な工夫だけど、これのおかげでAIとのやりとりの立ち上がりがかなり速くなった。
このObsidianのVault自体も、自宅サーバー経由でPC・スマホ・タブレットの全端末にリアルタイム同期させている。しかも月額課金なしの完全無料構成。AIに読ませる_context.mdも、日々のメモも、どの端末からでも同じ状態で見られるからこそ、この使い分けが成り立っている。
ちなみにDiscordボット(Hermes)は完全無料で、コストは自宅サーバーの電気代くらいのもの。ただ正直に言うと、まだ「これに使うと便利」という決定的な使い道が思い浮かんでいない(笑)。作業完了の通知くらいでしか今のところ活用できていない。

正直、まだ課題も多い #
ここまで書くと便利ずくめに見えるかもしれないけど、正直まだ課題もある。
- Hermesのように「導入したはいいけど、決定的な使い道がまだ見つかっていない」ツールがある
- 役割分担を決めても、結局「今回はどのAIに聞くべきか」を毎回自分で判断する必要があり、その判断コスト自体はゼロになっていない
- AIに任せた作業を「動いているように見えるから」と鵜呑みにして、後から間違いに気づくことがまだある
要は、AIに丸投げして楽になった、というよりは「僕がハンドルを握る部分」と「AIに任せる部分」の境界線を、試行錯誤しながら少しずつ引き直している、という段階だ。
ブログの更新頻度を上げます #
ここからはお知らせ。
AIとの付き合い方が整理されてきたこともあって、これまでより手を動かせる時間が増えてきた。なので、まみおブログの更新頻度をこれまでより上げていくことにした。
そして、書いた記事の反応が良かったものは、動画化してYouTubeにアップする予定。文章で読むのと、実際に動いているところを見るのとでは伝わり方が違うと思うので、反応の良かったテーマから順番に映像でも紹介していきたい。
……と、ここまで書いて気づいたけど、ブログで宣言したらもう後には引けない(笑)。有言実行できるよう、ぼちぼちやっていきます。
50代になって、ガジェットやAIとの付き合い方をあれこれ試している様子を、これからも記録として残していこうと思う。